アニメ・コミック

2011年9月10日 (土)

大人もはまる、「それいけ!アンパンマン」の世界

先週の土曜日は、台風12号が岡山に上陸しました。JRも交通道路も通じず、鳥取での仕事はお休みして家に籠っていました。岡山では台風の目に入ってからは風雨も弱まりましたが、雨が降り続いた和歌山県・奈良県の山間地では甚大な被害に遭われ、心からお悔やみを申し上げます。

今日は、ツレアイの古巣の神戸方面へドライブを計画していたのですが、長男が風邪気味でだるそうにしているので中止。ツレアイは仕事に出かけ、私は長男と留守番です。外はうだるような残暑で、やっぱりお家に籠っています。

長男は、保育園では一人でパズルや粘土で遊んだりしていますが、家で二人きりでいると「ママー!○○しようよ」と呼びに来たり、気がづくと床にクレヨンで落書きししたり、冷蔵庫を開けっ放しにしたり、と落ち着きません。そんな時にお世話になるのが、「それいけ!アンパンマン」のTVや映画です。我が家ではBS日テレの「アンパンマンくらぶ」やkキッズステーションの「それいけ!アンパンマン」「アンパンマンスペシャル」などをHDDに録り貯めしておき、長男にじっとしていて欲しい時に再生します。効果はてきめん!長男は釘付けです。ところが、次々現れる個性的なキャラクターに興味を惹かれ、つい自分も見とれて夕飯の支度が遅れることも…特に、最近TVアニメの初期の作品が再放送され、はまっています。最近のシリーズでお約束となっている、アンパンマンの顔が汚されたりして力が出なくなるけど、新しい顔に替わると「元気、100倍!」と強くなって「アーンパンチ!」でばいきんまんを倒すパターンはまだ確立されておらず、筋書きがバラエティーに富んでいるような気がします。

私は、おそらく1973年に出た絵本「あんぱんまん」を子供の時に読みました。まだ、ばいきんまんは登場せず、お腹が空いた人に分けて顔がほとんど無くなってしまった「あんぱんまん」がジャムおじさんに顔を焼いてもらって再生する、というシンプルなストーリーだったように思います。その後、いくつかの絵本シリーズを経て、1988年10月3日からTVアニメが始まり、キャラクター数は1000を超え、もっとも多くのキャラクターが登場するアニメシリーズとしてギネス認定されているそうです。 興味深いのは第一話にジャムおじさん、バタ子さん、アンパンマン、犬のチーズというレギュラーと言えるキャラクターの他にてんどんまんが出ていることです。しかも、てんどんまんは初対面のアンパンマンを庶民の食べ物と見下し、自分は「なんてったって上天丼で海老が大きい」と鼻高々に自慢します。その場面を見て思い出したことがあります。

実は、母方の祖母(1913-2008)が天丼が大好物でした。特にたれが甘めの新橋の橋善のファンだったそうですが、1970年代に川崎の麻生区に越してからも、遊びに行くと出前で天丼をとってくれました。それも、必ず海老が多い「上天丼」。子供の私は、分厚い衣の海老天が苦手で、イカ天や野菜も入っている「並」の方が好みでしたが、大正生まれの祖母にとって「ごちそう」=「上天丼」だったのです。

アンパンマンの原作者やなせたかしさんは1916年生まれで祖母と同世代。数あるどんぶりキャラクターの第一号がてんどんまんなのは、天丼に特別な思いがあるのかな?と想像を膨らませてしまいました。

「それいけ!アンパンマン」を見るようになって約2年。以前はドキンちゃんはばいきんまんをけしかけておいて、都合が悪くなるとさっさと逃げる嫌な奴かと思っていましたが、実は面倒見がよく、食パンマンを一途に思い、可愛いもの・キレイなものが好きな純粋な女の子で、今では好きなキャラクターになりました。ばいきんまんも、おくらちゃんなど優しいキャラクターに頼られると励まし役に回ったり、天然キャラのプリンちゃんやエクレアちゃんには遊ばれちゃったり。悪役が楽しいのも長続きの秘訣でしょうか。長男が大きくなってアンパンマンを卒業しても、秘かに見続けてしまうかも…92歳のやなせさん、これからもお元気で、楽しいキャラクターを生み出して下さいね!