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2011年10月20日 (木)

風邪をひいてもお風呂に入ってもいい!

毎日、気持ちのいい秋晴れですね。田んぼも稲刈りが済んで、コープの無洗米にも新米が出てきました。朝晩は冷えますが、夕焼けがとてもきれい。個人的には、手指にあかぎれが出来てしみるようになり、水が冷たくなり空気が乾燥してきたのだなぁと実感します。

ところで、空気が冷たく乾燥して来ると増えるのが風邪です。外来でも風邪の患者さんが増えていますし、うちの長男も日曜から水っぱなが垂れ始め、火曜から鼻水が黄色くなり、治るかな?と思ったら、昨夕から微熱、夜中に咳が出たので、今日はお医者に連れて行きました。

保育園で「(乳幼児では重症の細気管支炎や喘息様気管支炎の原因となる)RSウイルスが流行っているので、熱や咳がみられたら受診を」と呼びかけていたので心配しましたが、熱も37.8℃と子供としては微熱だし、胸部の聴診でも異常はなく、「鼻水が寝ている間にのどに落ちて咳が出たのでしょう」という診立てでした。

最後に「熱が高くなければ、お風呂は入って構わないよ。鼻も通るし。」と言われ、うれしくなりました。日本では昔から、「風邪をひいたらお風呂に入ってはいけない。特に髪の毛を洗ってはいけない。」という言い伝えがあり、先日も「微熱が続くので、一か月も髪を洗っていない」という40代の患者さんを診たばかりですが、小児科の先生はお風呂肯定派が多いようです。

日本が貧しかった頃は、内湯がある家は珍しく、あったとしても家の北側の寒い場所にあったと思われます(トトロの家を想像しています)。風邪が流行る寒い季節に外湯に行けば、家に帰る頃には”洗い髪が芯まで冷えて~♪”しまうでしょう。また、公衆浴場では衛生上の理由から湯温が44℃前後と高く設定されていたといいますから、体力も消耗したことでしょう。

現代の日本では、各家庭で気密性の高い浴室で好みの温度のお湯につかることができ、、冷えないうちにドライヤーで髪を乾かすことができます。お風呂で湯気を吸うと、粘膜の繊毛運動が回復して鼻水や痰の切れがよくなります。あるタイプの風邪のウイルスは、咽喉の粘膜の温度が下がると増殖しやすいと聞いたので、私は風邪のひき始めには顎までゆっくりお湯につかり、上がったらドライヤーで髪を乾かすついでに首筋から肩甲骨の間を温風で温め、汗がひいてからパジャマを着るようにしています。もちろん、寒気がするときやだるい時は入りませんが。

もう一つ、「汗をかいたら熱が下がる」という伝承もありますね。私も子供の頃にはやたらと布団をかけられ、あんかを抱いて寝かされたものですが、これは「熱が下がるときには体温を下げるために汗が出る」というのが正解です。風邪をひいたときの衣服や寝具は、寒気を感じず、汗をかかない程度に調節するのが良いと思います。特に首回りを暖かく保つと、水っぱなが減るように感じます。大人も平均すると一年に6回も風邪ウイルスに感染しているとか。症状が出ない人から肺炎などの合併症を起こす人までそれぞれな訳ですが、少しでも軽く快適に過ごすお手伝いになればうれしいです。

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